こんにちは。写真家こばやしかをるです。
今回は夜の似合う街。
東京の中でも、夕暮れ時から出かけたい街のひとつが神楽坂(かぐらざか)です。
江戸時代の面影を残しながら、洗練された雰囲気を持つ神楽坂は、芸者たちが活躍する街として栄え、石畳の通りや坂道、板塀に階段などが残る和のたたずまいを感じる街並みが印象的で、何度も足を運んでいます。
|神楽坂へのアクセス
東京メトロ東西線の「神楽坂駅」あるいは、都営大江戸線「牛込神楽坂駅」、各線利用できる「飯田橋駅」(JR中央・総武線、東京メトロ各線、都営大江戸線)、いずれの駅からもアクセス良好です。
どの駅からも、メインストリートである神楽坂通りにすぐアクセスできます。
「神楽坂駅」からは坂を下るイメージ、「飯田橋駅」からは坂を上るイメージ。
「牛込神楽坂駅」は、およそその中間で、少し坂の上の方に位置しています。(途中の神楽坂上交差点が目印です)
|特殊な交通ルール?
この神楽坂通りですが、車両通行は「逆転式一方通行」という一方通行になっています。午前中は下り、午後は上りの一方通行になっているんです。
実はこのルール、かの大物政治家が決めたという噂もあるのだとか。私もその昔、耳ににしたことがありますが、真相はいかに。
午後12時を目指していってみると面白いかもしれません。(私はまだ未経験)
|芸術と文化のかおりが漂う路地と坂道の街
わたしが語るまでもないのは周知のところですが、神楽坂は歴史的背景を大切にしながら、常に新しい魅力を取り入れ続けているユニークなエリア。
明治28年、甲武鉄道(現:JR中央線)の飯田橋駅(当時は牛込駅)が開設されたことで、商店街や住宅街として急成長し、 明治〜大正・昭和初期にかけては、花柳界が発展しました。
東京六花街の一つに数えられ、最盛期には芸者置屋が166軒、芸妓が600名以上在籍し、料亭文化が頂点に達したのだとか。
尾崎紅葉、夏目漱石、泉鏡花、北原白秋など多くの文人たちが近隣に居を構えるなど、静謐で文化的な側面を持ち合わせ、一歩路地奥へ踏み込めばフランスやイタリアの香りが漂い、落ち着きのある時間を過ごすことができるなど、大人だけが堪能できる淑やかな場所なのです。
|横丁だらけの神楽坂
街の中心は神楽坂通り(早稲田通り)です。今回は飯田橋駅から神楽坂通りを上るようにご案内いたします。
メインの神楽坂通りの両側にはいたるところ路地(横丁)があります。
一本路地に入ると、石畳や板塀をたずさえた車の通れない細い石畳の道があちこちにあり、そんな狭い通りにも料理店が軒を連ねています。また、その横丁こそが夜に訪れたい場所。
さらに、その情緒ある雰囲気が増すのが雨の日。石畳がしっとりと濡れた路面に夜の光が映り込み、大人のムードをまといます。
・神楽小路:「飯田橋」駅を出てすぐの所に位置しています。看板の見えるパチンコ店、戦後の雰囲気を残す「みちくさ横丁」がこの道の右手にありましたが、残念ながら姿を消しました。

・かくれんぼ横丁:神楽坂の横丁の中でも有名な場所です。石畳の路地に昔ながらの美しい黒板塀が続き、一本横の筋に入れば、往年の花街の風情が偲ばれる芸者新道に通じます。

お忍びで来られた連れ合いの姿が行きかうときに目に留まらないように工夫された路地です。

・本多横丁:隠れ家的なフレンチビストロ、本格的なフランス料理店、小さなカフェやバーも多く、昼間はランチやコーヒー、夜はお酒を楽しむことができる店舗が揃っています。


・兵庫横丁:石畳の路地に老舗の料亭が立ち並びます。情緒あふれる兵庫横丁は、戦国時代に牛込城の武器庫(兵庫)があったことが名称の由来なのだそう。

・見番横丁:三味線の音が聞こえてきそうな小粋な路地裏には、芸者衆の手配や稽古を行う「見番(けんばん)」が沿道にあることから名付けられました。


・酔石横丁(すいせきよこちょう):毘沙門天前の石畳の路地です。住宅と料理屋が混在する住宅と料理屋が混在し、車両はおろか、自転車も困難な細い道が続きます。


|季節のお祭りを狙って出かけるのも吉
神楽坂の夏の定番イベント「ほおずき市」は、神楽坂の途中で出合う、朱色が印象的な毘沙門天善國寺の境内にて、ほおずき鉢の販売や子供縁日が開催され、門前では神楽坂グルメの屋台が並びます。
毘沙門天、神楽坂上交差点を過ぎ、神楽坂をさらに上っていくと日常的な光景が広がってきます。そんな路地裏にも古いアパートや古民家を改装したギャラリー、喫茶、雑貨店などが点在。街の雰囲気を損なわないセンスに魅了されます。




|神楽坂に銭湯あり
意外かもしれませんが、神楽坂には2つの現役銭湯があります。
熱海湯:見番横丁の下「小栗通り」に面していて、見番横丁からはその煙突も見ることができます。昭和29年に改築されて以来、裏路地に佇む哀愁感は当時の姿をそのままに保っていて、宮造りの建築は「東京型銭湯」といわれています。今も営業されていますので、この機会に東京の銭湯を満喫してみてはいかがでしょうか。

第三玉乃湯:創業は昭和39年神楽坂上交差点に佇む老舗銭湯です。大久保通り沿いにあります。こちらは写真がなしで失礼。
お茶して、路地を歩いて、ご飯を頂いたら汗を流しに銭湯に入る。
休日満喫するなら神楽坂。
路地で迷いながら、国も時代もトリップできてしまう不思議な街。
皆さんもぜひ夕暮れ時から訪れてみてくださいね。
|おでかけカメラ
狭い路地が多いので、広角レンズ必須です!標準ズームレンズは何かと便利。
























































